「樹は最後まであたしのこと“嫌い”って言わなかった!それって、まだ好きでいてくれてるってことでしょ?でも、自分は魔界の王子だからあたしを幸せには出来ない。そう、思ってるんでしょ…?」



「……………。」



「もしそう思ってるなら…そんなのどうだっていい!あたしは、樹がそばにいてくれるだけで幸せなの!だから…こんな戦い…あたしが終わらせる。」



「えっ…そんなの、無理だっ!」



「…あたしを信じて。」




お願いっ!


月の雫さん!!


あたしが選ばれる者じゃなくっても


今だけ…










力をかして下さいっ!