俺様な悪魔くん




「黒魔くん?学園案内するからついて来て。」



「え?でも…授業が………」



「他の学校は、昼休みを使って…だけど!この学園は広いの!昼休みだけじゃ全部案内出来ないの!分かる?だから、授業は出なくていいのよ!」



「……分かりました。」



【樹side 終】



学園長マジでむかつく!それにしても樹の格好、笑える(笑)

カツラにメガネにきちっとした制服の着こなし…って!さっきと真逆!

喋り方もなりきってるし…俳優にでもなれるんじゃない!?



「ここ、生徒会室。入って。」



樹の事をひたすら笑いたかったあたしは、樹を関係者以外立ち入り禁止の“生徒会室”に入れた。



「樹~何、その格好!?マジ、笑える~(笑)」



「俺、素だとモテるからな!この格好してたら、誰も近寄らねぇだろ!?」



「たしかに…そうだね(笑)」



「いつまで、笑ってんだよ!?俺だってこの格好、結構疲れるんだからな?」



「ここ、関係者以外立ち入り禁止だから素に戻っても大丈夫だよ(笑)ってか、戻って?(笑)がとまんない!」



「じゃあ、遠慮なく………」



そう言って、樹は素に戻った。これで、普通に話せる!