俺様な悪魔くん




「結衣…これは結衣のせいじゃない。自分を責めるな!」



「樹…違うよ。あたしが戦えてたら、笑にこんな怪我させなくて済んだんだよ?」



「結衣は悪くない…俺が悪いんだ。自分が弱いから…結衣たちに協力してもらって…だから!」



「樹…樹に協力してるのは、あたしと笑の意思だよ?だから樹は悪くないの。如月家の当主はあたし。…笑を怪我させてしまったのは、当主であるあたしの責任なんだよ!」



「結衣…」




あたしは、魔力がなくても戦える方法を見つけなきゃ!


いつまでも周りに頼ってられないよ!


それに…今日はちょうど笑たちがいたからいいけど、


いつどこで悪魔が現れるか分かんないんだもん!


何か方法を考えないと!


こういうときは、卯女ちゃんだよね!




「卯女ちゃん…ちょっと話があるの!」



「なぁに?結衣ちゃん」



「2人で話したいの…一緒に、来てくれる?」



「いいわ♪みんな~ちょっと結衣ちゃんとデートしてくるわね♪」




とりあえず、海に向かった。