「慎!大丈夫!?」
「…ゆ…い……そろそ、ろ…やばい…はぁっ…」
ぎゅ・・・
「慎…大丈夫だよ。あたしの生気を送ってあげるから」
「結衣…ありがと、な(ニコッ)」
「ううん!あたしこそ、ありがとう!結界張ってくれて…感謝してるよ!」
「結衣!誘導終わった…ぞ…って!何、してんだ!?」
「あっ樹!慎にあたしの生気を送ってるの!結界張るには、膨大な魔力がいるの…それで、生気も消費するから…こうやって生気を送ってあげないと死んじゃうんだよ」
「っ!生気を送ったら…大丈夫なのか?」
「ううん…油断出来ないよ。あたしが送っているのは、そのときだけの微々たるものだから…慎!もういいよ!」
「ふぅ…結衣…(バタッ)」
「樹、お願い!慎を海の家に連れてって!」
「おう!」


