俺様な悪魔くん




俺は、黒い羽と黒い殻をしまって


飛び降りた。




「何だよ、結衣…」




俺はあえてきつく言った。


バレたからには一緒にはいられないだろ?


きつく言わないと…


泣きそうだから。


結衣の前で…弱いとこは見せたくねぇ




「あの人たちを今すぐ解放して!…樹が、やったんでしょ?」




っ!


そんな悲しそうな目ぇすんなよ!


これが…俺たちの“運命”なんだよっ…!




「っ!…あれは、俺がやった。でも…解放しない」



「なんで!?あのままだと、戦いに巻き込まれちゃう!」



「それが…目的なんだよ」