俺様な悪魔くん




俺は、人間たちを操って、戦いの場所に行くように指示してから


海の家の屋根に座っていた。


悪魔の羽を生やして、黒い殻に包まれながら…




「あっ樹いた!!!」



「げっ!結衣…」




もう…終わったな…


俺今、悪魔の証である“黒い羽”


生えてるし、


黒い殻に包まれてるからな…


っていうか、この状態のときは


気配がまったくない筈だし


見えない筈なんだけど…


やっぱり結衣は魔力がなくても


凄いんだな…。




「樹!さっさと降りてきて!!」