なのに・・・


「え・・・もしかして君、男色?」


「勘違いするな。


僕は男なんぞに興味は無い。」


失礼な奴だ。


しかし、こいつらはなかなか面白そうだ。


「僕は、志乃神命。


単刀直入に言うが、僕を新撰組に入隊させてほしい。」


そう僕が言うと、沖田が笑顔で飛びついてきた。


「やった!僕から言おうと思ったのに、君が自ら望んでくれるとはね!」


沖田がそう言うと、事情を飲み込めていない土方が口を開いた。


「おい、総司。どう言う事だ?」


「え?だから、僕は初めから命さんを新撰組に入れたくて連れて来たんですよ~。」


はぁ?って事は、


「僕を最初から怪しいなんて思って無かったのか。」


「さすが命さん♪僕はただ命さんと試合してみたかったんですよ~。」