「そう、謎解き。」
僕はゆっくりと立つと、懐から紙を取り出す。
「僕が、これから一週間の内に一日一枚。
僕の正体に繋がる手がかりを、この紙に書いてこの内の誰かに渡す。
そして、みんなはそれを手がかりに謎解きをする。
どう?」
そう言って悪戯っぽく笑って見せると、平助が一番最初に手をあげた。
「はい!俺やる!!」
「おー、なんか楽しそうだな。」
永倉も乗ってくる。
「俺もー!俺もやるー!」
「チッ・・・お前の正体を知るためだ。やってやるよ。」
左之と土方もやるのか。後は・・・
「源さんはどうします?」
「私は謎解きは余り得意ではないので・・・。」
「大丈夫だってー!源さんの年の功も必要になるかもだしー!」
「平助、いい事言うな。」
「ふふ・・・じゃあ、私も参加しましょうかね。」
