「ここだ。」
土方が襖を開けた部屋へ入る。
僕は部屋の奥まで歩くと、みんなと向き合って座った。
土方達も僕の顔が見える位置まで移動して座る。
襖が閉まったのを確認して、僕は口を開いた。
「実はね、僕は人間ではないんだ。」
その僕の言葉を聞き、全員はゆっくりと頷いた。
「やはり、感づいてたんだね。」
「あぁ・・・お前は、人と違う空気を、纏っていたから。」
土方が、僕の事を探るかの様に、僕の目を見つめる。
「うーん・・・解ってたんなら、普通に教えたらつまらないな。」
そう呟いた僕の言葉に、平助は不思議そうな顔をした。
「じゃあ、ちょっとした謎解きでもしようか。」
「「謎解き?」」
