「うん分かった。
みんなも
気を付けてね〜」





三人が乗った車は
ゆっくりと
進んでいき
見えなくなるまで
あたしは見ていた





早く家入れって
言われても
最後までヒロさんを
見てたいんだもん…‥





車だけど
中にヒロさんが
いるってだけで
その車が
愛しく思えるんだ―‥




家に帰ると


"どこまで
送ってきたのよ?!"


って半分怒りぎみな
お母さんにも反応せず
ただ"ごめんなさい"と
言って
自分の部屋に戻った






お母さんが怒るのも
無理はない





時刻は夜の10時を
回っていたのだ





礼を送ると言って
家を出て2時間が
経っていた…‥





そんなに
経ってたんだなぁ〜‥




ヒロさんといると
時間が分からなくなる





楽しくて
嬉しくて




ずっと一緒にいたいって思う




ヒロさんが
好きだから…‥///