「正直、あいつのこと
ビビってる‥
あの余裕はなんだ?って。
あかりのこと好きって
言われてるだけなのに
焦ってんのは俺だよな。
情けねぇ‥」



ヒロさん…


初めて見る
弱きなヒロさん


恵太くんの前で
堂々と言い放った言葉にも
不安があったんだね‥



だけどあたしは
ヒロさんだけだよ?


ヒロさんしか好きになれない


ヒロさんじゃなきゃ
あたしは…



「大好き!!!!
ヒロさんが好き!!!!
恵太くんなんて
大嫌いだよ!!!!
ヒロさんだけあたしを
好きでいて欲しい。
ずっとずっと、あたしも
ヒロさんを好きだから。
だから不安にならないで?
あたしは離れない。
ヒロさんのそばから
離れないから!!!」



誓うよ。

永遠にヒロさんの隣から
離れない。って


心から愛してます。って



あたしも
ヒロさんがそばに
いてほしいから



「あかり‥
俺から離れんな。
他のやつなんかに
心奪われんなよ。
あいつに‥あかりを
渡さねぇから。絶対。」



「うん。分かってる。
あたしはヒロさん以外に
好きなんて感情は
ないから。
ヒロさんしか…‥」


あたしの言葉を
止めるヒロさん



「もう分かったから。」


「え…‥―」


そっと近づく顔に
あたしは目を瞑る



そして
ヒロさんと二回目の
キスをした