「礼!!着いたよ。」


「ん〜‥? あ‥うん。
ありがと。」



礼の家に着き
眠そうな礼はゆっくりと
車から降りた



「大丈夫?」


「うん。大丈夫♪
ごめんね、心配かけて。
もう平気だから。
送ってくれてありがとう!
また連絡するよ。
ヒロくんも、
ありがとうございました。」



「い―え。」



「じゃあね。」



そう言って家に入っていった




空元気‥



あたしの前では素直に
なってくれればいいのに




ほんと強がり屋さんなんだから〜‥





けど礼の笑顔が見れて
正直ホッとしたの



これを分かっての
行動だったんだね礼。




「あかりも家帰る?」


「ううん。
ヒロさんの話聞く。」



「だったな‥」




聞くまで帰れません!!




「まだ時間早いし…
‥あ、勇くんのとこ
戻るの??」



あたし達を送るために
出てきたわけだし
元々、最初は勇くんと
話をしてたんだよね



話終わってないっぽいし…




「いいや。戻らない。
俺がいても
何もならねぇし。
それに、だいたいのことは
さっき聞けたし。」



「そっか〜」



「じゃあ‥話すわ。」




車は進み
ヒロさんは話し出した