人を好きになるって
すごく簡単なこと




仕草が好き
笑顔が好き
優しいところが好き
大切にしてくれるから好き
声が好き
温もりが好き





全部が好き。






簡単にできる恋だからこそ
好きな部分は
たくさんできる




だけど
それは、単純じゃなくて
嘘をつけない心が
見つけたものなんだ




自分が思ってるよりも
どんどん進んでいく
好きな気持ちは
誰にも邪魔できない




たとえ、終わりがきても
想いは進んでいくの





礼は勇くんの存在を
忘れたりはしない
大好きだった人を
そう簡単には消せないから





「分かんないけどさ、
不思議なことに
勇のこと憎めないの。」




愛しい人の幸せを
願うのは悪くない




相手が自分じゃなくても‥





礼の涙は"汚れた涙"
なんかじゃない





綺麗で


勇くんへ想いの詰まった




証だった。