来た…!





部屋から外を覗くと
ヒロさんの車があった




昨日電話で
正確に家を教えたのはいいものの



やっぱり
家の前にヒロさんの車が
停まっていると
すごく新鮮




ましてや
チャイムを鳴らして
家の前で待っているのを
想像しただけで
顔がニヤける





下へ一気に掛け下り
玄関へ向かった





っとその前に…





「母さん、父さん!!
来たよ〜??」




「うん。
入ってもらって」



「分かった!!」





両親の準備を確認し
あたしの身なりも整え


玄関を開ける。






「‥おはよ。」




「おはよ。」





「どうぞ入ってください。」



「そのキャラ止めろよ
余計緊張する‥」



「あ、ごめん‥」




うっすら笑ってる程
余裕あるんじゃん‥




なんて思いながらも
ヒロさんを奥に案内した





今日のヒロさんは
いつもと少し違って
かなり大人めな感じ



紳士とまではいかないけど
かなり…イケてますね‥‐




居間に入ると
お父さんだけ座って
待っていた



「あれ?お母さんは‥?」



「すぐ来るよ」




お父さんはそう言うと
ゴホンっと咳きこんだ





緊張してるみたい…