「そうだな。
‥って言ってやりてぇけど
不安にさせてる
俺が悪いんだから
あかりは自分を責めるなよ。
俺も気を付けるから。
寄ってくる女が強気な
ヤツばっかだから
正直困るわ〜
モテる男は辛いな〜」
「なにそれ‥ 自慢気〜」
冗談まじりで言った
ヒロさんの言葉で
二人の空気は明るくなった
そして笑った
「やっと笑ったな」
「え‥」
「もっと笑えよ
可愛いんだから」
「‥///」
そんな真っ直ぐに
言われたら
笑えないじゃん‥!!
ストレートだな〜‥
その時あたしは
ふと思った
「ねぇ
美紀さんたち
どうやって帰ったの?
ヒロさんの車で
来たんでしょ??」
ヒロさん
送迎って言ってたもんね‥
「あ〜‥
そうだったな‥
美紀のことだから
誰か呼んでるっしょ?」
「ほんと?
大丈夫かなぁ〜」
「大丈夫だろ〜
お前は心配性だな‥」
「そんなことないよ!」
また二人で笑った
美紀さんたちのことは
ほんとに心配だけど
さっきから
あたしを和まそうとしてる
ヒロさんの言葉に
素直に笑っている自分がいた
信じるって
凄い楽になる
信じれるって
凄い幸せなこと
だから
笑えるんだね

