家の近くまで
送ってもらうと
ヒロさんはあたしが
家に入るまで
見ていた




まだ家の前までは
送ってもらってない‥





そろそろ‥いいかな〜




なんてこの頃思ってます






家の小さな門を開けると
車が行く音がした






行っちゃった〜‥





名残惜しくも
家に入り
部屋に向かった






そんなに
遅くなかったからか
親は何も言わず
お風呂に入るよう言われた





プレゼント…






早く見たいけど
寝る前までの
お楽しみにするか〜






お風呂と軽くご飯を済ませ
部屋に戻る







ヒロさんからの
クリスマスプレゼント―‥






綺麗な包装紙を
綺麗に剥がし
小さな箱を
そっと開けた‥






「きれ―‥」







真ん中の小さな
透明の石がキラキラ光る






手にとり
自分の目線より少し上げて
眺めてみる





そして
それを右側の指にはめる





ピッタリとはまった瞬間
涙が出てきた





ヒロさんからの愛を感じ
嬉しくて涙が止まらない








クリスマスプレゼントは





指輪だった―‥