「礼…」



「まぁ今日はさ
爆音野郎って
イメージ強いけど
明日になると
イメージ変わるかも
しれないし
あたしだって
バカじゃないんだから
見て判断してるんだよ〜☆」



「そーなんだぁ」



あたしも
真剣に礼の話を聞いた




「そんな100%
安全っていう証拠は
ないけど
恋する乙女として
今100%動こうと
してるんだ〜♪」



「礼‥」



「それにさ〜
あかりにも
恋愛ってものを
してほしいんだよね。」



「え!?」



あたしに
恋愛?!



「高校入って あたし達が
仲良くなってから
恋愛トークって
あんまり
してないでしょ?
しかも
あかりは今まで
告白されても
全部断ってるし‥!笑
だからさぁ
あたしの希望としては
あかりから
恋愛トーク聞きたい
なぁってね!
一緒に恋して
みたかったんだよね〜」




礼がそこまで
あたしのこと
考えてくれてたなんて‥




あたしは
自分のことばっかり





礼のことは
羨ましかった


あたしも
何回か告白されたけど
礼なんて
比べ物にならない



実はあたしも
心のどこかで
恋愛したいって
思ってたのかなぁ…




「あかり?
あの人さぁ
あたしから見ても
すごく
かっこいいし
好い人そうだよね」




「礼‥
ありがと。
あたし
堅苦しかったんだね。
なんか
恥ずかしいわ…‥

でも
ちょっと
一歩踏んでみようかな☆」



あたしは決めた




ヒロって人が
どーいう人なのか
全く分からないけど
なんか
礼が一緒なら
進めそうな気がする



今まで恋愛なんて
眼中になかった
あたしは
大きく
動き出した