ガヤガヤッ

廊下を歩いているだけで
私はドキドキしていた

『なんか緊張する…』

『大丈夫だって!春美、緊張し過ぎ!』

『だって…』

『あっ!可愛い子発見!』

『え?』
私と柚実は頭にハテナが。
『いきなりゴメンね!俺は阿部優也!君たちは?』

『私は柚実でぇす!』

『私は…春美です…』
ヤバい緊張する!
ってか2年生じゃないよね?

『柚実ちゃんと春美ちゃんかぁ~…あっ言っとくけど俺、3年だから』

『マジ!全然みぇなぁい!』

ちょっ…柚実、ヤバくない?

『柚実…先輩なんだから敬語…』

『大丈夫!俺、気にしないから』