「あたしなんてこの前2ヶ月で別れちゃった」 「あれ、今回はまだ続いた方じゃん」 「顔がタイプだったから」 毛先のカールに指を絡ませて、二ヘラと頬を緩ますあたしの親友楓。 日本人離れした顔立ちに色素の薄い髪。 「さすが魔性の女マリアーナ」 「ちょと苗字で呼ばないでよ!それに棒読みだし」 「そんなことないって、可愛いよマリアーナ」 「やめてってば!楓っ!楓っ!!」 「えぇ、可愛いのにー」