「はい、…じゃなくて、誰だって!」 周囲にただならぬオーラを纏う青年は間違いなく怒っているのだろう。 我に返って今の状況から完全にあたしの非が時間遅れに脳へと発しられ、謝らなきゃっと思い謝罪の言葉を青年へ送ろうとした。 「……ふふ」 身体の奥底から湧き上がるような感覚があたしを襲うと、口から気の抜けたような空気が漏れた。 「何笑ってんの」 「いやいや、笑ってなんか…」 「今笑ってたでしょ」 「…ごめんなさい…ふふ…」