「日和は最近彼氏とどうなの?」


ガヤガヤと騒がしい昼下がり。
窓から差し込む日の光がキラキラと視界を輝かす。

タコさんウインナーが刺さったフォークを握りしめ数秒停止した。



「…ん、まぁ順調かな」


「いいなー付き合って何年だっけ?」


「ざっと2年半です」


「うわーいいなー」



あたしの交際歴に羨む楓にバレないように小さくため息を吐いたのはこれで何度目だろうか。