ありえない。
学校始まって1日もせずに銀龍の総長である蓮斗の彼女にさせられた私。


龍華の幹部は『面白くなりそう』とか言ってるし。

銀龍は銀龍で『蓮斗の事ヨロシク』とか言ってるし。

ありえない。

で…今は授業サボって屋上に来た。

あんなところいられないじゃん…。


「ホントにありえない…。」

「何がありえない…だ!

どうした?悩み事か?」

ッー!

「ビックリするだろーが!」

「そんなに嫌か?」

「えっ?…」

「俺の女になるのがそんなに嫌か?」

「違う…そうじゃない。」

「俺さお前と出会えた事は運命だと思ってる。」

「運命?」

「あぁ。この広い世界で出会えたんだからな。」

「運命ね…私は運命なんて無いと思う。」

だって、そう思わない?