five star*゜



「兎唯の事だったんだ…」


奏汰が小さく呟いて
私をゆっくりと抱きしめた。


「え?ちょ…奏汰?」


何のことかわからなくて
あたふたしてたら壱夜が私から
奏汰を引き剥がした。


「すみません…
 ちょっと混乱してて」

「壱夜!兎唯だったんだよ!
 ずーっと待ってたんだよ?」

「待ってたって何?
 奏汰達、私の事知っとるん?」

「知ってたも何も…」

「奏汰!少し黙って。」


もう、何がなんだかわかんない。
2人とは初めて会ったんだよね?
なんで2人は私の事知ってるの…?

奏汰は何て言おうとしたの?

奏汰が言うのを
壱夜は何で止めたの?