five star*゜



変な空気になったけど
何となく私は答えた方が
良いのかなって思って答えた


「私、八女中から来たよ」


壱夜は少しだけ顔を歪まして
奏汰にいたっては酷い顔をしている


「何?八女中知っとるん?」

「名前だけ…
 詳しくは知りません」

「…兎唯、苗字
 花村って言ったよね」

「そうやけど…」


私の頭の中は
ハテナでいっぱいだった。

どうして2人が
こんなに困惑しているのかが
不思議でたまらなかった。