five star*゜



学校に着いてクラス表を見て
入学式中の体育館へ向かった


「クラス4組だったね〜」

「うん、みんな
 同じとかスゴいよね
 私びっくりしたもん(笑)」

「そうですね、
 それに恭達も一緒でしたし」

「恭…?」

「え〜!?兎唯知らない?」

「え?有名な人?」

「ここら辺では有名ですよ?」

「私、福岡から来たけん
 まだここら辺の事知らんとって」

「ふーん、だから俺等
 見ても騒がなかったんですね」

「福岡って?福岡の何処?
 兎唯って何中だったの?」

「え?」

「何中だったって聞いてるの!!」


何か…びっくり。
奏汰が怒鳴ってくるとは
思わなかったし、どうして
怒鳴られたかがわかんなかった


「奏汰!落ち着け。」


壱夜になだめられて奏汰は
ハッとして笑顔になったけど、
私はあの奏汰の顔は忘れられないだろう