学校に着いてクラス表を見て
入学式中の体育館へ向かった
「クラス4組だったね〜」
「うん、みんな
同じとかスゴいよね
私びっくりしたもん(笑)」
「そうですね、
それに恭達も一緒でしたし」
「恭…?」
「え〜!?兎唯知らない?」
「え?有名な人?」
「ここら辺では有名ですよ?」
「私、福岡から来たけん
まだここら辺の事知らんとって」
「ふーん、だから俺等
見ても騒がなかったんですね」
「福岡って?福岡の何処?
兎唯って何中だったの?」
「え?」
「何中だったって聞いてるの!!」
何か…びっくり。
奏汰が怒鳴ってくるとは
思わなかったし、どうして
怒鳴られたかがわかんなかった
「奏汰!落ち着け。」
壱夜になだめられて奏汰は
ハッとして笑顔になったけど、
私はあの奏汰の顔は忘れられないだろう
