始まりは私の一目惚れ。



多分一分だって時間はかからなかった。




短めの髪をワックスでたてて



黄色のリュックを背負った彼。



切れ長の、ちょっと鋭い目。



でも笑うと目尻が子供みたいに下がってすごくかわいい。





目で追っているうちにどんどん好きになるのがわかった。






朝こっそり待ち伏せして、君の背中を追いかける。







ストーカーっぽいかもだけど、純粋に彼が好きだった。




見ているだけで幸せ。




少女漫画のヒロインになった気分になる。