死刑の日


「しょうがないよ。お姉ちゃんの機嫌を損ねたんだから。」

そう冷徹に言った。
少女の目は死んでるように見えた。

「お姉ちゃん?誰だよそれ?」

「お姉ちゃんはお姉ちゃん私のお姉ちゃんだよ!ねっお姉ちゃん」

そういったあと、
機械で声を変えているのか、奇妙な声が響いた。

「始末とっととして、気持ち悪い。」

「でもお姉ちゃん何でしょうかな」

「扉の外にカスバーナ置いといたからそれでやって」

「うん!!わぁカスバーナなんて久しぶりにつかうぅ」

カスバーナ。嫌だ死にたくない。嫌だ

ガチャっと扉が開いた。
そこにはカスバーナを持って笑みを浮かべている少女がいる。

「んんんんんん」

「何て言ってるかわかんなーい!!よーしやるよ」

少女は俺の脚にまずガスバーナを近づけ、火を付けた

「んんんんん」

声が漏れる、
熱い自分の脚が溶けていくのが分かる。

「わぁ。もうドロドロだ。きもちわるーいほら見てみなよ」

見れない見れる分けない。怖い

「ほら見なよ」

そう言って俺の頭を抑えつけ脚を見せた