終わった。
アイツ達の汚い声がかすかに聞こえる
『ヤりがいあったな』
『そぉでしたね』
『いやぁ、久しぶりにヤったから気持ちよかったー』
『ですね』
『あ、そうそうお前、金は?』
『あーはいはいどうぞ』
『さんきゅ』
私は動く気力もなかったけどふりしぼって 服を着て
立ち上がり、
『最低…』
家をでて行った。
『ヒック…ヒック…』
全力で走った。行き先は決まってないけどとにかく
走り続けて、着いた先は公園だった。
もう夕方で子供たちもいない
私はベンチに座った。
『ヒック……』
涙が枯れる事はないんだね。
泣き続けた
