私は、目覚めた。


ここは何処?

薄目を開けて見渡すと、病院だって分かる。

どこからか、声が聞こえてきて、それも私の横で話してることが分かった。


「だから・・・あなたが始めてなのよ。この子の気を紛らわすことができたの。」

会長先生かしら??

「そんな・・・鱚丘さんが障害持ちだったなんて。」

「ええ、自分で自分を抑えられなくなって、こういう風に倒れこんでしまうの。」

やっぱり・・・そうだったんだ。

きっと、自分を止められなくなって倒れてまた迷惑かけたんだ。

もともと持病持ちのくせに、障害まで持って生まれた私は命にも制限があって・・・。