「おはよう。」

「おはよ!」

「あ、おは!」

「おお!」

いろいろな人と挨拶を交わしながら教室に入っていった。

席に座り、朝の会の途中、山田君に事を伝えた。

「山田君、おはよ。なんかね、会長先生が行間面談室にだって。」

すると山田君は、びっくりした様子で絵を描き始めた。

あの男の子だ・・・。

うーん、名前付けたいな・・・。

だって、名無しはかわいそうじゃん。

山田君が描くあの子の名前、それは・・・。