隣の席の山田君

「かいちょ・・・せんせ・・・。」

「練習熱心ね。いつもやってるの?」

「え、はい。先生こそ・・・。」

久子会長先生は、私に近付いて私の髪の毛を整えた。

「あなたは、カンフーとか太極拳、いつも熱心。なんか変ね、最近集中力減った?」

気づかれてしまっていた。

やだな、やだな。怒られる・・・。

「うーん・・・。何かあった?恋?」

うわっ!!

「えっ!?あっ!?・・・の、その。」

慌てちゃばれるって!!

落ち着け私!!