隣の席の山田君

私に鉛筆を持たせ、山田君は私の手を握った。

そして、一緒に1つの鉛筆で、絵を書いてくれた。

山田君、貴方の事、好きになったら迷惑・・・?

だって、絵を描いてるとき、1番幸せそうな顔で。

絵を描く時間を減らしてしまったりしたら、きっと、幸せな顔を見る私の時間も減るよね・・・。

どうしよう、恋なんて、結局、誰にも相談できなくて・・・。

やっぱ、早かったのかな・・・?

恋なんて、難しくて、私にとっても禁物なものなんかじゃないのかな?

カンフー、太極拳、集中できなくなる。

私は、カンフーで強くなりたいし、太極拳も、綺麗に、久子会長先生みたいに動けるようになりたい・・・。