隣の席の山田君

次の日、私は思い切って山田君に話しかけてみた。

だって、離れ離れになるなら、少しでも多く話したいもん。

「山田君!」

ビクゥ!!

あれ・・・ビクられた。

「あの・・・本当に、絵上手だね・・・?昨日の絵、気に入ったありがと!」

・・・・また、サラサラ絵を描き始めた山田君。

山田君似の男の子。

吹き出しに、

「ぜんぜん、またなんかのときあげるよ。」

だって。

素直なのか、そうでないのか。

「あの、教えてくれないかな!!?」

つい、口を滑らせてしまった。

すると、山田君は・・・