わあっ! と、歓声のような悲鳴のような声が挙がる。 やだ…。 このままじゃ、負けちゃう…。 「翔さんっっ! 負けないでぇっ!!」 そう思ったら、無意識に叫んでいた。 もしかしたら、届いていないかもしれない。 掻き消されちゃったかも…しれない。 でも、 翔さんは一瞬こっちを向いて余裕そうに微笑んだ─気がした。 落ちる瞬間周りに3~4人が集まり、翔さんを支えた。 そのまま騎馬戦の形になり、翔さんたちは突き進んだ。 敵をどんどん倒していき、すぐに棒の前。