瑠優さんは軽々とゴールし、女の子の中には鼻血を出しながら倒れる子までいた。 「すごいなぁー」 まるで芸能界の人みたい…。 「……瑠優は特に、だよ。 ……モデルやってるからね」 翔さんは暑いのが苦手なのか人が苦手なのか…。 頭に濡れタオルを乗っけながら説明してくれた。 次は私の障害物走。 私が走るレーンのやつだけ何気にHardなのは何故? Why? とか思いながら審判の銀さんに視線を向けると、 「黙って走れ」 と口パクで言われた。 ありえないわー。