転校生にとっては持ってこいの席だけどさ…。 そこ、絶対不良に囲まれてんじゃん。 前も隣も斜めもいないじゃん。 はあっ、あり得ねー。 とか思いつつも、断ると先生に迷惑が掛かりそうだから止めてあげよう。 「はい、わかりました」 そう応えて席につく、 ガラッ 前に教室のドアが勢いよく開き、誰かが入ってきた。 痛った! コンタクトずれた…。 なにこのタイミングの良さ!…いや、悪さ。