瑠優さんもやっと私に気がついたのか、そっと置いた朝食を食べながら聞いてきた。 「胡桃澤蘭華です。」 一言そう言うと、瑠優さんは目を見開き、銀さんは持っていたトーストを落とした。 「人って変わるもんだな」 「うん…」 本人達は小声で話しているようですが、充分に全て聞こえていますよ。 「あ、翔さんは?」 まだ、起きていないのかな…。 「あー、あいつは寝起きがわりぃから、起こさなくていいかも」 え、でも学校遅れちゃうし…。 どうしよ。