…JK。 常識的に考えて。 私は馬鹿か? そんなことにも気がつかなかったなんて…。 私が嫌いならば、こんなお金持ち学校、あり得ない。 最悪、高校にも行かせてくれないんじゃないだろうか。 「金は、家で出してたんだよ」 私の考えを読みとってか、余裕に微笑む。 「…そう」 私もその頃には落ち着いてきていて、状況が理解できた。 そして、さっきから聞きたかった事を聞いてみた。 「…今さら、何?」 「さぁ?連れ戻しに来たんじゃない?」 質問を質問で返され思わずたじろぐ。