「…胡桃、俺は…」
言葉を止めて、肩に乗せている手に力を込めてくる。
抵抗する事もできないまま、私の体は翔さんの胸に飛び込む。
それを支えながら耳元で望んでいた甘い囁きが聞こえた…。
「俺は…君が好きだ」
少しずつ翔さんとの距離が縮み…ついに0になった。
自然と閉じていた目を少し開くと、翔さんと目が合ってしまって。
恥ずかしさに翔さんの胸をドンドン叩いて離しての合図をする。
翔さんは少しだけ私を離し、
「…離さないよ」
そう言った後、頬にチュッとリップ音をててキスをした。
ギュッと抱き締めてくれる翔さんからは、ほんのりと爽やかな香りがして心がほかほかした。
