私は翔さんの手を振りほどき、家に向かって走った。 さっきまで迷ってた道は裏通りだったから。 ここは何度か通ったことがあるから、なんとか帰れる。 「後から気がつくなんて…」 止めどなく涙が溢れ出る。 「私… 翔さんが好きだったんだ…」