「さあ行ってこい。
俺がメイクしてやってやったんだから優勝間違いなしだぜぇ」
にかっと銀さんは笑い、私の背中を押す。
「エントリーNo.5番、メイクをすれば超美少女!胡桃澤蘭華ー!」
そう呼ばれ、私にライトが当たる。
ここでは私はアリスを演じる。
コスプレはキャラになりきらないと行けないからね。
「胡桃澤蘭華ですっ!
皆、私が不思議の国へ案内するわっ」
私がマイク越しにそう言うと、辺りがシーンと静まり帰った。
詳しく言うと、この学校の人達が固まった。
え…似合わなさ過ぎてドン引き?
想像以上に悲し─
『きゃああああっ!』
『うおおおおおっ!』
なっ何!?
雄叫び!?
男女ともに雄叫びっ?
どどっどうしたの?
