Quiet man

生まれた・・

ほんまに生きて・・

出てきてくれた・・。


お腹の上に置けない位、

あたしは仰向けの芋虫みたいに

体を揺らして引き攣って泣いた。

神足さんも困った顔で泣いてる。



「あッ・・・。」



やっと置いて貰った赤ちゃんは、

ぷよん・・ぐにゃって感じ。

赤くて、薄青くて・・。



その体の色を見て

あたしは思った、

詩音は詩音で闘っていたんだと。


泣けた・・、

そう思うとほんまに泣けた。


びっちゃり張り付いた髪も、

もっちりとした体も、

まだ腫れぼったい目も鼻も口も

手も、足も、もう何もかも・・


みんな、カワイイ・・!!!


まさか、自分がイキナリこんな

"親ばか" になるなんて、

思いもせえへんかった・・。



『生まれた瞬間にな、もう、

"ああ、めっちゃカワイイ!"

って、即なるんやって・・!』



出産経験のある友達の話は

ほんまにその通りやった・・。



裸のまま、

やっと抱っこさせて貰った。


アレ・・・。

うふ、嘘みたい。

もしかしてオッパイ探してるん・・?