「良幸? 大丈夫・・?

少し横になったら?」


「ああ」

「ヒドイ顔色・・。」



またソファに

倒れ込んだ俺の傍、美津子は

床に座り込み心配そうに眺めた。



「週刊誌、見たわ」

「・・・そう」


「酷いわね」

「・・・・・・・どっちが?」

「彼女に決まってるわ。」


「・・・そか」

「心配した通りね・・。」



顔に掛かる俺の髪を払いながら、

柔らかい指先が頬を撫でて行く。


その手を払い除ける気力も・・

いや・・今はもう立てないな。

眩暈さえしてるんだ、変だろ?



「ん・・・なんだ、よせ」

「汗かいてるから」


「いい、自分でやる、やめろ」

「シー・・黙って・・。」

「う・・・・」



意識が朦朧としてる中、

俺は美津子によって

シャツを開かれ、

ベルトを外された。


ったく・・不甲斐ないヨッパだ。



「あ・・・!」



女に覆い被さられて・・スキに

されちまうなんてどうかしてる。



「良幸・・触って・・」



俺に馬乗りになったアイツは

スカートを自らたくし上げ、

手を取って・・下着の中に誘う。



「あ、もっと・・!」



ピクリと、

少し指を動かしただけだ、

なのに興奮しやがってキスまで

奪いに来る・・くそっ。



「アッ・・!」



なんでナギじゃないんだ・・!

我が侭にも俺は腹を立てていた。

力尽きそうなのに、

俺は下から彼女の胸を鷲づかみ、

乱暴に

ブラウスを左右に開いてやる。

ヤツアタリで、

カーテンを引きちぎるのと

オンナジだった。

他に何の気持ちもない・・。



「アッ・・アアッん、アアッ!!」



シラケてる・・。


なんでこの女、

胸を揉んだだけなのに息を荒げ、

腰クネらせて大きな声を上げて

やがるんだろうって。


そんな事したって俺はお前に

など勃ちそうもないってのに。