「"何でもあげるから"って

云ったろ?」


「ウ、」


「ナギはもう、俺が貰った。」


「その場合、

あたしは入ら・・アっ・・」


「・・貰った、全部俺のだ・・」


「んっ・・、いま・・何時?」


「・・五時半。」


「もう許・・し、んっ・・」


「チカラ抜いて」


「・・・」


「もっと」


「・・・」


「・・殆ど違うんだ」


「え・・?」


「まったく別のものだよ」


「ァ・・」


「だいたいが・・

誤解に満足してる」


「ん・・・・ぅ・・」


「このまま・・

俺のものになって・・

進みたい・・先へ・・」


「ん・・・。」


「約束がほしい」


「ど・・・んな?」


「絶対の誓い」


「結婚・・・?」


「そう」


「だって・・

好きやから・・・も・・」


「だったら・・誓って」


「なんでそんな・・」


「今すぐ、全部欲しいから」


「んっ!  

ダメえっ・・動かんと・・!」


「・・・返事を、そしたら・・

俺は何でもできる・・」



擦れ合う素肌、

絡めた指・・

ナギが、

やっと俺の手を握り返した



「・・・・ウン・・。」



超えられないなら

蹴倒してでも進めばいい

先へ行こう___