それから一度も華宮さんとは口を聞かなかった。 せっかく隣だったのに男性陣から鋭い視線を浴びて終わることとなってしまった。 華宮さんと話そうとすると明らかに避けられた。 やはりもう一度素直に謝るべきだろう。 皆がゾロゾロと部屋へ戻って行く中、こっそりと柱の陰へ移動して待ち伏せし、彼女を引き止めた。