「いつも、手紙とかメールばかりだったから…きちんと考えを伝えてくれる人が嬉しくて…」 「なんだ。じゃあ、俺はあの時嫌われたわけじゃなかったのか。」 「嫌いになんてなりません!……すっごく嬉しかったんですから。」 「じゃあ…何で?」 「だから…志賀さんが私の気持ちを……」 そこから華宮さんは黙ってしまった。