土方のおっさんとの勝負。
当たり前だが、本物の刀は使わず、竹刀で勝負。
はっきし言おう。
おっさんに負けるか!!
審判は、総司。
「始め!!」
を合図に竹刀がぶつかりあった。
だが、土方の方が力は強い。
「こんなもんか。」
焦りを感じたが、ふと、思った。
そう、勝負なのだ。ただの…
ならば!!
力を入れて攻める土方に対して、
俺は、刀に力を抜き、刀を手放した。
すると、土方は体のバランスが悪くなった。
だから、後ろに回りローキックをした。
土方は、ドシッ!!と倒れた。
歳だけに、ドシッと…
しょうむねぇな。
ちなみに、総司と近藤さんは、呆然としている。
すると、総司が、
「涼村くん。それは、卑怯だよ。」
「何で??刀だけとは、言ってないしさ。」
「…っ…」
だって、本当にそうだしね。
これぞ、押すが駄目なら、引いてみろ作戦。

