【涼村】

庭まできたが、お腹すいた。

グゥ~

んっ、なってるし…

『おい、聞こえてるか、カイ。」

『んっ、何だよ。』

カイとは、俺のなかに封印された、九尾。

カイのおかげで、瞬発力が高くなった。

でも、カイに豹変しなくては、ならない。

満月どきに…

『明日、満月…どうしようか…』

『別に、誰か一人ぐらいばれてもいいだろ。』

『誰かに教えたくないし…』

『何で??』

『人の気持ちになれよ。バカ。』

『はぁ、俺は九尾だし、
人の気持ちになれるかよ。ボケ。』

『もういい、早く寝て…』

『呼んだの、お前のくせに…』

『うっせぇーよ』

『ハイハイ、おやすみ。』

ウザイ九尾だ。本当に…

「おーい!!鈴ちゃん。」

何だよ。苛立ってる時に…