「侑!いい加減起きたら?
高校来て速攻寝てるとか
ありえないってーーー
ゆずにも挨拶してっ」
梨子が木崎侑晴って
ひとを叩きながら
起こそうとしてた。
「ゆーーうーーってば」
梨子が侑君の耳頭を
叩いた。
「っんだよっ!うぜー」
侑君が梨子をにらみながら
起き上がった。
「もー侑晴のねぼすけ
ほら!ゆずに挨拶して」
「あ?ゆずって誰だよ」
「ゆずは今出来た友達!」
っていいながら梨子が
あたしを読んだ。
侑君があたしを見た。
「あっあたし斎藤柚那
よろしくね?」
あたしが挨拶すると
「ん よろしく」
侑君はそう言いながら
また机に伏せた。
