好きの返事はいつもばーか!



「嫌いなら俺のと変えるけど」


あたしが答えないからか
木崎侑晴が左手のコーヒー
を見せてきた。


いやいやブラックの
コーヒーとか飲めないから



「んーん!りんご好きだよ
いいの?もらって・・」



「ん。どーぞ」



やっぱりちょっと目を
逸らしながら答える。




「ゆずよかったね!

侑晴!あたしのいちごミルク
はやくちょうだい」



「んだよ買ってきてもらって
その言い方ーーほらっ」



「ありがとー」


「おれのも!おれのも」



木崎侑晴が梨子と涼君に
それぞれジュースを
渡していた。



どうやらじゃんけんで負けた
木崎侑晴が今日の買出し係り
だったらしい。



「ゆずも明日から買出しじゃんけん
一緒にしよーね!

勝ったら買いに行かなくて
済むしーーねっ!」


梨子に返事をしながら
あたしはなんか気にかかった。



なんか木崎侑晴雰囲気が
ちがうような・・・?